Wednesday 14 February 2007

全豪2007観戦記 DAY 2 (その5)



マーガレット・コート・アリーナの第2試合に、私の大好きなサマンサ・ストーサーの試合が入っていることを知る。地元選手がロッド・レーバー & ボーダフォンの両アリーナ以外に入るのは稀なのだ。これは行かねば。

コート上では第1試合の真っ最中。スコアボードを見ると、ダビが2セットダウンで負けている!あらまあ、今日はやる気が出ないのかしら。昨日のリュビチッチに続く、大物まさかの1R敗退?

チェンジコートになったのを見計らい、空いた席に腰を下ろそうとしたら、

「ゥあっつーーーッ!!!」

座席が熱くて座れない!夜の防寒用に持参したデニムジャケットをお尻の下に敷いて観戦するが、そのうち何だか頭がクラクラしてきた。・・・・・もしかして、今日ってかなり暑い?

ダビのプレーにはいつものようなキレがなく凡ミスを連発。暑過ぎて集中できないのか?この調子ならストレートで決着がつきそうだ。ダビは好きだが、早く終わってくれなければサマンサの試合が始まるまでこちらの体が持ちそうにない。

ついにティプサレビッチにマッチポイント!しかし、ピンチになると突然目を見張るプレーを見せるダビ。

『うーん、さすがトップ選手。簡単には負けないね』

初めは感心していたものの、強い紫外線が容赦なく照り続ける中、何度マッチポイントを握られようとその都度ポイントを取り返す驚異的なダビの粘りを見ているうち、ティプサレビッチだけでなく観客の私も次第に追いつめられた気分に。

『もういいよ!頼むから終わってくれーッ!!』

熾烈なデュース攻防の軍配はダビに。

タイブレークに入ると、突然ティプセラビッチが投げやりなプレーを見せ始める。直前にメディカル・タイムアウトを取っていたのでどこか怪我でもしたのか。それとも根負けしたのか。第3セットをダビが取ったのを見届けた後、

「このままこの試合に付き合っていたら、死んでしまう」

と悟った私は、日陰を求めてアリーナの外に脱出。

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