Thursday 23 April 2009

傑作!インテリアショップfreedomのホラーなCM

最近テレビで流れる度に大爆笑してしまうのが、豪大手インテリアショップfreedomの在庫一掃セールのCM。

Monday 13 April 2009

ジョン・バトラー・トリオのライブを聴いた

イースター・ウィークエンドを迎えた金曜日、私とダーさんはどこへ行くでもなく家で暇を持て余していた。買い物へ行こうにもお店は軒並み休業なので、こんな日はちょっと散歩にでも行ってみましょうか、ということに。

家を出て坂道を下るとメルボルン中心地を流れるヤラ川のほとりに出る。川沿いに設けられた歩道を進んでいくと自転車に乗った家族連れやジョギング中の人としばしばすれ違う。川の上ではボートのトレーニングに励む人の姿も。天候に恵まれたこの日は肌に感じる風も暖かく、バーベキューを楽しむグループ客を横目にしながらシティー方面に歩いていると、なにやら遠くから音楽が聞こえてきた。興味を惹かれてそのまま音の鳴る方へ。

ほどなくしてフェンスで囲まれた一帯にたどり着いた。正面入り口に回ると壁にポスターが。「Chill City」というライブイベントを行っているらしい。その日は何組かのアーティストが入れ替わりに登場することになっていて、一番上に「8:00-10:00 John Butler Trio」とある。なんですって!私は彼らの「Funky Tonight」が大好きなのだ。







チケットを売っているので一応れっきとした有料イベントなのだろうが、会場の周囲をグルリと囲むフェンスは2mほどで音は外へもダダ漏れている。そのおこぼれを求めてか、会場脇を走る道路を挟んだ対岸の芝生の丘にはマット持参で寝転がっている人の数が20人は下らない。これって、臨場感をシビアに求めなければこの調子で夜にはジョン・バトラー・トリオも聴けるってこと?わざわざチケットを買ってライブを楽しみたいほどのコアなファンではないが、タダなら是非一度は聴いてみたい。聴くしかない!しかし、その時は散歩で体が温まることを前提にした極めて軽めの服装で、そのままでは日没後のひんやりした空気には耐えられそうになかったため一旦帰宅して出直すことに。

夕食を済ませ夜8時再び会場へ向かう。毛糸の帽子、長袖のダウンジャケット、ウールのレッグウォーマーに暖かい紅茶を持参するという完全防備で少し大げさかとも思ったが、実際はちょうど良い案配だった。入り口前の芝生広場の一角にピクニックマットを広げて陣取る。予想通りここでも音は問題なく聴こえる。

定刻を10分ほど過ぎた頃ジョン・バトラー・トリオが登場した。実は彼らの曲で知っているのは「Funky  Tonight」以外では「Better Than」他2、3曲なのだが、生演奏を聴くのはやはり楽しい。今日もジョン・バトラーの超絶技巧のギターが冴える。こんなのタダで聴かせてもらっちゃっていいのだろうか(でも、聴こえるし)。ちなみに、車を会場近くの路上に止めたのだが、夜間なのでここもパーキングチケット代はかからなかった。

10時近くになると演奏終了を待たずに会場を後にする人が増えてきた。その中には幼児を連れた家族連れも少なくない。そういえばライブ会場の中に子供のための遊具が見えた。正直子供を遅くまで連れて歩くことは感心しないが、家族全員で野外ライブを楽しもうという雰囲気が自然にあるのは素晴らしいと思う。

アンコール4曲目で待ちに待った”Funky Tonight”。イントロのギターが初秋を迎えたメルボルンの夜空高くに響く。なんとも贅沢なひとときを過ごさせてもらった今年のイースター・フライデイだった。

Grand National
John Butler Trio

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Tuesday 7 April 2009

ブランディーの「Right Here」が良い

ブランディーと言えば10代実力派シンガー同士のデュエットとして話題になったモニカとの「The Boy Is Mine」が大ヒットしたのはもう10年以上も前のこと。当時

「みんな人気者の私たちが一緒に歌っているところを見たいのよねー」

などと得意げにインタビューで話す彼女をMTVで見て『あー?何調子に乗ったこと抜かしとんじゃ、このブサイク』と鼻白んだものだ。15歳でデビューした後すぐに歌やドラマで大活躍という話だったので『若くしてトップアイドルになったんじゃ仕方ないか』と同情しつつも、以来彼女にはあまりいい印象を持っていなかった。

その後結婚、出産、離婚。さらに、実は結婚自体していなかった事実が発覚する等のゴタゴタを経て、06年12月には自身の無謀運転により玉突き事故。4台が巻き込まれたこの事故で女性一人が亡くなったと聞いて、彼女もこの先アイドルお決まりの転落人生を歩むものと決め付けていた。

ところが、先日音楽番組を見ている際彼女のPVが登場。「えっ!ブランディーが仕事してる!そうか、裁判でお金がいるんやな?」と茶化そうとしたのも束の間。そのイントロを耳にしただけで不覚にも涙してしまった。

4年ぶりの新曲というこの歌は大まかに言うと「辛い時でも私がそばにいるわ」という内容で、最新のヒットチューンにあまり興味のなくなった私にしっくりくる落ち着いた曲調。秀逸なのはブランディーの声を重ねて作られたコーラスアレンジ。手がけた人は神。神!

ブランディーの人間性がいろいろな経験を通して磨かれたのかどうかは知る由もないが、自分にはやはり歌しかないのだと真摯に再起に立ち向かう彼女の姿には素直に勇気づけられる。こうなったら次は是非ともホイットニーに復活を願いたい。












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