Tuesday 7 April 2009

ブランディーの「Right Here」が良い

ブランディーと言えば10代実力派シンガー同士のデュエットとして話題になったモニカとの「The Boy Is Mine」が大ヒットしたのはもう10年以上も前のこと。当時

「みんな人気者の私たちが一緒に歌っているところを見たいのよねー」

などと得意げにインタビューで話す彼女をMTVで見て『あー?何調子に乗ったこと抜かしとんじゃ、このブサイク』と鼻白んだものだ。15歳でデビューした後すぐに歌やドラマで大活躍という話だったので『若くしてトップアイドルになったんじゃ仕方ないか』と同情しつつも、以来彼女にはあまりいい印象を持っていなかった。

その後結婚、出産、離婚。さらに、実は結婚自体していなかった事実が発覚する等のゴタゴタを経て、06年12月には自身の無謀運転により玉突き事故。4台が巻き込まれたこの事故で女性一人が亡くなったと聞いて、彼女もこの先アイドルお決まりの転落人生を歩むものと決め付けていた。

ところが、先日音楽番組を見ている際彼女のPVが登場。「えっ!ブランディーが仕事してる!そうか、裁判でお金がいるんやな?」と茶化そうとしたのも束の間。そのイントロを耳にしただけで不覚にも涙してしまった。

4年ぶりの新曲というこの歌は大まかに言うと「辛い時でも私がそばにいるわ」という内容で、最新のヒットチューンにあまり興味のなくなった私にしっくりくる落ち着いた曲調。秀逸なのはブランディーの声を重ねて作られたコーラスアレンジ。手がけた人は神。神!

ブランディーの人間性がいろいろな経験を通して磨かれたのかどうかは知る由もないが、自分にはやはり歌しかないのだと真摯に再起に立ち向かう彼女の姿には素直に勇気づけられる。こうなったら次は是非ともホイットニーに復活を願いたい。












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