
“It’s all Greek to me.”
という表現がある。直訳すると「それは私にとって全部ギリシャ語だ」という意味で、 英語圏の人にとってギリシャ語はアルファベットからして異なるためちんぷんかんぷんであることに由来するものだとか。
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近年増え続ける中華系移民のおかげで、メルボルン近郊では青ネギ、大根、ほうれん草、チンゲン菜、小松菜、ニラ、にんにくの芽、もやし、白菜、あさつき、苦瓜等の野菜を気軽に手に入れることができる。テレビの料理番組でもアジア系の野菜が食材の一つとして取り上げられているのを見かける機会は多い。
しかし、オージーやアジア以外の地域からの移民の方々にとってはこれらの野菜をどのように調理したら良いのかまだまだ検討もつかないものらしい。先日届いたタウン情報誌に、アジアン野菜ビギナー向けに地元のマーケットがレクチャーを開くという記事が。そのタイトルというのが、先の慣用句にひっかけて
”It’s all green to me.”
―――正直時には三つ葉、みょうが、ししとう、白ネギ、大葉あたりが恋しくなるが、日本に帰った時の楽しみがなくなってしまうのもそれはそれで何なのでやはり現状のままでいい、と思うことにしている。
からだにおいしい 野菜の便利帳
板木利隆






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