Friday 26 September 2008

私の名前が男名前で書いてある

って歌っていたのは島津ゆたかの「ホテル」でしたっけ。
(10/1付記:正しい歌詞は 「私の家の電話番号が男名前で書いてある」でした)

閑話休題。私の場合ここオーストラリアではそれが現実の話になる。というのも、私の名前をローマ字表記するとロシア近辺で一般的な男性の名前になってしまうのだ。語学学校に通っていた頃はロシア移民の先生、レバノン人のクラスメートに「ねえ、あなたの名前、うちの弟と同じなんだけど」と興味を示された。

先日も所用でシティの移民局を訪れた際、担当してくれた女性がやりとりの最中

「・・・・・あなたの名前何て読むの?」

と唐突に尋ねてきた。彼女のネームプレートを見やると、語学学校でクラスメートだったロシア人の子と同じ名前。「私の名前はロシアでは男の人の名前なんでしょ?」と聞くと

「そうよ!うちの義理の弟があなたと同じ名前なのよ」

と言うので、「実は日本語では”○○(某花の名前)”の意味で、フェミニンな名前なんですよ」と付け加えると、

「マジで!!今度弟に会ったらからかってやるわ。ギャハハー」

と相当ウケた。

ちなみに、苗字の方でもこんな事が。銀行で定期預金の相談をしていた時のこと。話の大部分はうちのダーさんと進んでいたのだが、いきなり担当の女性が

「あなたのラストネーム、これ何て読むの?」

と私にふってきた。日本風の発音で答えると、何回か真似をした後

「なんか”○○○(某違法薬物の名称)”みたいに聞こえるわね」

と真面目な顔をして呟いた。「失礼な!」と怒るところだったかもしれないが、実際彼女の言う通りなのだ。むしろ気づかせてくれた事に感謝した。

日本では苗字も名前も特に変わったものでも何でもないのだが、ここではもしかして珍名さんなのか?これからはフィンランドのアホネンさんとかの事を笑えそうにない。






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Sunday 21 September 2008

蓋を開けたらロケンロール!!

今回は直接オーストラリアとは関係のない、日本が世界に誇る食文化「お弁当」の話。

その「お弁当」の一ジャンルとして近年、ポケモン等子どもたちに人気のキャラクターを食材で表現した「キャラ弁」がすっかり市民権を得ていることは知っていましたが、さらに進化を続ける「キャラ弁」から派生してついにはCDのジャケットを忠実に再現する「ジャケ弁」まで登場しているとか。

RAGE AGAINST THE MACHINEの『EVIL EMPIRE』を例にした制作過程は下の動画で。







やはり、対象のCDを実際に聴きながら作るところが最大のポイントでしょう。ザックの怒りの波動がご飯粒に吸収されはしないか少々心配ですが、アーティストの放つエネルギー全てを受け止めてこその「ジャケ弁」。さあ!ロックのリズムに身を任せて材料を!包丁を!鍋を操れ!・・・・・火力の調節にはくれぐれもお気をつけ下さい。

ところで、海外在住の日本人のお母さんには子どもが学校でいじめを受けるのを恐れ、日本独特の「お弁当」ではなく現地風の手抜きのランチボックスを持たせる方も多いと聞きますがもったいない!!ヘルシー志向が世界中に広まっている現在、ジワジワと「BENTO」の素晴らしさも同時に浸透しつつあると私は勝手に信じている昨今。クールな「ジャケ弁」で日本の弁当文化の底力を世界に知らしめるとともにいじめっ子のド肝を抜いてやってはいかがでしょう。

・・・・・それでも、やっぱりいじめられちゃったらごめんなさいよ。

リンク: MAKE: Blog: Bento rock box.






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Thursday 18 September 2008

横断歩道を渡る

たったこれだけの事がスムーズにできず往生している。

というのも、オーストラリアは信号のない横断歩道においては歩行者が優先。人が渡ろうとしている際は、車の側が必ず止まらなければならないことになっているのだ。

とは言えこちらは長年日本で暮らした身。車がガンガン走ってくるところへ「おまえが止まれ」と言わんばかりに足を踏み出す勇気がなかなか出ない。ある日いつものように横断歩道の脇で行きかう車を見ながら横断歩道に出るタイミングを掴めずオタオタしていたら、どこからともなく突然見知らぬおばちゃんが現れ

「ここではこっちが優先なのよ!!」

と背中をドンと押されながら無理矢理一緒に渡らされたこともあった。横断歩道ですらそんな有り様なのに、そうでない所を渡るとなるとさらに高くなるハードル。

こちらの人は車がバンバン走っている車道でも平気でどんどん横切る。もう思い立ったが吉日と言わんばかりにその場で渡る。見ていて轢かれる人がいないのが不思議なほどだ。最近は私も地元民を気取って車道の横断を試みるようになったが、先日は私が渡ろうとしてから実際に一歩を踏み出す間に周りで5、6人が横断を完了しているのが見えた。

オーストラリア歩行者マスターへの道はまだまだ遠い。