Thursday 30 October 2008

住まいとの闘いの日々

オーストラリアに越してきてからというもの、住まいに関する問題に出くわす機会がめっきり増えた。建物が古いせいなのか、元の造りが甘いのか原因は良く分からないが、とにかく今まで住んだ3軒ともにそれぞれ問題があった。

例えば、

  • 最初にひと月だけ住んだユニット。跳ね上がり式のガレージの戸を開けようと下に付いた紐を手前に引っ張ったところ、スルッとほどけて思いっきり尻もち。一筋縄ではいかない豪住居の洗礼を受ける。

  • 次に住んだ6BRの一戸建て。4口あるガスコンロの一つが使用不可能。キッチンの明かり取りの窓からは雨漏り。玄関のインターホンは気分次第で鳴ったり鳴らなかったり。

  • そして、今のアパートに引っ越してきた当日。固定電話を取り付けたところ、開通しているはずなのに受話器から発信音が聞こえない。工事のおじさんが来てくれたが、おじさんも原因が掴めずしばらく困惑。1時間後、隣の部屋のカーペットの下で無残にぶち切れている電話線を発見。カーペットを固定するためのピンが原因だったらしい。ところで、前の住人はどうしていたのか?

  • キッチンとシャワーの蛇口は、両手で思いっきり締めても「ポタッ・・・・・ポタッ・・・・・」と24時間漏れっぱなし。

  • シャワーを流すと、蛇口の根元から熱湯が溢れ出し止まらない。熱くて蛇口に触れず一騒動。

  • その2日後、突然キッチンの明かりが付かなくなった。早速電球を変えてみたが変化なし。天井の裏側の配線に問題があるらしい。以来ほったらかし。

  • 洗面所で歯を磨いていると、突然頭上からタイルが剥がれ落ちてきて目の前で割れた。

  • おとつい、台所の流しの前に水たまりが出来ているのを発見。何事かとシンク下のドアを開けたところ、排水パイプが途中で外れていて、棚にしまっていた物がびちょびちょに。


そして昨日。最近シャワーの水圧が弱まっているような気はしていたが、日本でシャワーの気前の良い流れぶりに感激して戻ってきた直後だったこともあり、あまり深刻に受け止めていなかった。しかし、勢いは日に日に弱まっていき、ついには少ない水量でやっとの思いでシャワーを済ませても、体の震えが止まらない有様に。・・・・・寒い、寒いよ・・・・・日本に住んでいた頃はこんな目にあった事ない。日本の家はこんなにいい加減な造りじゃない (狭いけど)。オーストラリアのバカ住宅め!!!もう許さんッ!!!!!

「ぶもーーーッ!!どうなっとるんじゃーーーッ!!!!」

怒りのあまり、私はシャワーヘッドを取り外しにかかった。DIYの心得もほとんどないくせに無謀な試みだったが、幸い取り外した部品を順番に安全な場所で並べるくらいの冷静さは残っていた。シャワーヘッドはドライバーなしで簡単に外れ、試しにヘッドのない状態でお湯を流して見ると、普通の勢いでなぜか黒ずんだお湯が飛び出してきた。熱ッ!!これは間違いない。このシャワーヘッドの中に問題が!!

ダーさんと一緒に上部の蓋をクルクル回して外して見ると、内部に直径1cmほどの窪みがあり、そこに細かい錆状の物体が詰まっている。日本に帰国中元栓を締めていた関係で、水道管が錆びたのではなかろうか、とは素人の推測。爪楊枝とティッシュを使って残らずこそげとる。これ以上外せそうな箇所は見当たらない。これで直らなかったらどうしよう。あの「予約をしてもすぐには来ない」と評判の豪プラマー (配管工)にお世話にならなければならないのか。・・・・・めんどくさ。

シャワーヘッドを再び取り付け、祈るような気持ちで蛇口を回す。すると、シャワーヘッドから懐かしい勢いでお湯が流れ出した。そうだ!そう言えばこのシャワーってこんな感じだったよ!やったー、直ったー!!私でも直せたー!!!

なんだか初めてオーストラリアでやっていけそうな気がした。

我が家を速効メンテナンス (学研ムック)
編集部

我が家を速効メンテナンス (�研ムック)
自分でできる!我が家を簡単リフォーム―住まいのリフォームからメンテナンスまでDIYテクニック満載! (Gakken mook―Do series) 基本から始める塗りのテクニック―エクステリア・インテリア・木材・金属の塗装術 (Gakken mook―DIY series) わが家の壁・床DIYリフォーム―徹底ガイド (Gakken mook―Do series) 自分でできる!10万円で劇的リフォーム―�ーコストで大満足リフォームのためのDIYテクニック一挙公開! (Gakken mook―Do series) 内装工事DIY入門―リフォームにも、新築にも。DIYで世界でひとつの部屋をつくろう! (ものづくりブックス)
by G-Tools

Wednesday 29 October 2008

危険なハロゲンヒーター

半年ほど前、メルボルンのIKEAでうろうろしていた時のこと。突然見知らぬ30くらいの小奇麗な女性に声をかけられた。

「突然ごめんなさいね。変なことを聞いて失礼なんだけど・・・・・あの、その、あなたのバッグはどこで買ったのかしら?」

私が背中にしょっていた「THE EMPORIUM」のリュックを指差している。これですか?これは・・・・・

「・・・・・2年前に日本で買いました」

と私が答えると、女性はひどく落胆した様子で

「日本・・・・・ちょっと遠すぎるわね・・・・・でも、ありがとう」

と言って去っていった。女性には気の毒だったが、自分の持ち物を赤の他人に褒められてうれしくない人はいないだろう。

その夜のこと。部屋でネットを見ていたら、何か焦げ臭い匂いがしているのに気が付いた。当時はシェアハウスに住んでいたので、誰かがキッチンで何か作っているのかとしばらく気に留めないでいたら・・・・・少し離れた所で付けていたハロゲンヒーターの前で、今日褒められたばかりのリュックから細い煙が上がっているのに気が付いた。

「う、うわあああああああ!!!!!」

慌てて洗面所へ走り問題の箇所に水をかけたことで事なきを得たが、かわいそうなリュックは焼け焦げで穴が開いてしまった。うっかりハロゲンヒーターの近くに荷物を置いた自分の不注意が原因とは言え、しょんぼりだ。

そして先日のこと。ある朝洗濯機を回しにバスルームへ立って数分後リビングに戻ってきたところ、鼻をつく異臭が。またやってしまった!またしても!!今度は迷わずハロゲンヒーターの場所に一直線。そこには取っ手が無残に焦げ付いたバッグが。日本で買ってきたばかりで気に入っていたやつなのに(リサイクルショップで500円だったけど・・・・・)。立ち上がった弾みでソファの端に置いていたカバンが床に落ちたらしい。全く気が付かなかった。もしバスルームから帰ってきたのがもう少し遅かったら・・・・・ああ、怖すぎる。

念のため付け加えておくと、私は今までの人生でこの2件以外に火を出しそうになった経験は皆無。確かにハロゲンヒーターの近くに物を置いた私が悪いのだけど、これはあまりにも簡単に火が付きすぎなのではないか?

火事の恐れの他に、ハロゲンヒーターにはお肌を痛める恐れがあることについてもお伝えしておきたい。こちらの部屋は照明が暗く、本を読んだりする時などはついハロゲンヒーターの出す明るさに頼りがちだったのだが、ある日突然顔が痒くてたまらなくなった。見るといつの間にか頬の高い位置が赤くなっている。そう言えば、最近頬が異常に乾燥してきたのが気になっていた。気候のせい?年のせい?日焼け?等いろいろ考えたが、屋外で長時間過ごしたわけでもなく、最後に毎日使用しているハロゲンヒーターに疑いの目が向けられた。試しにハロゲンヒーターの熱が顔に当たらないように数日間気をつけて過ごしてみたところ、顔の痒みと赤みは治まり、肌は元の状態に戻った。やはりこいつのせいなのか!?疑惑はさらに深まる。

スイッチを入れるとすぐに暖かくなってくれること、持ち運びが便利なことで重宝していたのだが、少し考え方を改めなければならないかもしれない。というか、率直に言って、これは市場に流通していいレベルの商品なのだろうか?激しく疑問符。

ちなみに、うちで使用しているハロゲンヒーターはこちらのチープな家庭用品のお店で25ドルくらいで購入した商品だ。ブランド名は違うようだが、ちょうどこの商品と姿かたちがそっくり。この冬暖房器具の購入をお考えの方はお気をつけあそばせ。






即暖フラットハ�ゲンヒーターCLV-094即暖フラットハロゲンヒーターCLV-094

by G-Tools

Saturday 25 October 2008

私のサーモマグを探して

飲み物を飲むペースがかなり遅いらしい私。以前は冬になるとせっかく淹れたコーヒーも暖かいうちに飲みきれず、すっかり冷たくなったコーヒーを「まずい」と思いながら啜るのが常だった。今思えば「まずい」と思いながら飲むくらいなら、「冷めたら捨てる」という手もあった。貧乏性が身についてしまっているのですね。それはともかく。

そんな頃大阪は梅田のどこかで偶然見つけたのがこのサーモマグ。保温・保冷の機能に惹かれ早速購入。






サーモマグ プチタンブラー ルビー 3257V RBサーモマグ プチタンブラー ルビー 3257V RB by G-Tools

それからというもの、1時間経っても十分な暖かさをキープしてくれるサーモマグは私のお気に入りとなり、勤め先で、自宅で、メルボルンに暮らすようになってからも八面六臂の活躍を見せていたのだが、6年の使用の間で外層と内層の間に水が溜まって抜けなくなってしまった。洗浄時どこかの隙間から徐々に入り込んでいたらしい。蓋のツマミ部分も購入後割と早い時期に割れてしまっていたこともあり、いよいよ悲しい見てくれに。愛用のマグと別れるのは寂しいものの、新たなサーモマグを探す事に決めた。

コーヒー大好き、カフェ大好きなメルボルンの事。きっと素敵なサーモマグがすぐに見つかることだろうと期待していたのたが、目ぼしい店を回れど回れどこれといった物が見つからない。デザインはともかくサイズが最低でも容量370mlからの商品しかないのだ。そんなにたくさん飲まないんですけど・・・・・。サイズが合わないのは洋服だけではなかったようだ。店やネットで散々探し回った後、近々日本に帰ることが分かっていたこともあり、オーストラリアでの購入を断念。

貴重な日本での時間。店頭で探し回る時間を省こうと、帰国前にネットでチェック。おお、さすがに日本は品揃えが豊富。感激。今度は選択肢がたくさんあり過ぎて決められない。結局カスタマーレビューなどを参考に決めたのがどピンクのこいつ。






THERMOS 真空�熱ケータイマグ 0.25L �ーズピンク JMK-250F RPTHERMOS 真空断熱ケータイマグ 0.25L ローズピンク JMK-250F RP by G-Tools

容量は250mlでちょうど良いサイズ。前に使っていたものと違いこちらの商品には密閉できる蓋が付いていて、いざという時は外へ持って行ける点が気に入った。というのも、こちらの人がコーヒーを飲みながら通勤する姿にかねがね憧れていたのだが、いちいちお店でコーヒーを買っていては高くついて仕方がないからだ。

しかし、日本で購入後メルボルンの自宅に持ち帰りふと冷静になってみれば、現在はどこかに出勤するような機会自体がなくサーモマグを使う場所はもっぱら家の中なのだった。買う前に気付けよ。我ながら余程憧れの気持ちが強かったと見える。そんなわけで、上蓋と付属のバッグはキッチンの引き出しでいつかのデビューを夢見て眠っている。

実際使ってみた感想としては、

  • 本体が垂直なのでスプーンで砂糖等を入れる時、ちょっと難しい気がする。

  • 飲み口キャップの造りが入り組んでいて、洗ってもきちんと洗えた気がしない

という2点を除けば快適だ。また次の数年間よろしくね。

Tuesday 21 October 2008

聞くは一時の恥、聞かぬは・・・・・

先日の投稿で移民局の担当者と私の名前の話で盛り上がった一件について書いたが、実は雑談の後こんなやりとりが続いていた。


Thursday 16 October 2008

離れてみて初めて分かった素晴らしすぎる国日本

先日1年9ヶ月ぶりに日本に帰国を果たした。こんなに長い間日本を離れたのは生まれて初めてのことで、機内から真っ暗な中に紀伊半島方面の灯りが見え始めた時は少し涙が出た。

飛行機を降りると頬に感じる柔らかい風。ああ、これが日本の空気だよ。水分が多いよ。滞在中は化粧水をいつもと同じ量手に取ると顔全体にたたきこんでもまだ余り、肌の具合もずっと良かった。日本の空気に含まれる水分の多さを実感。

日本に着くとやはり何か日本的なものが食べたくなって、JR関西空港駅のキオスクで買った梅干し入りのおにぎりをかぶりつきながら大阪へ向かう。やたら明るいコンビニの店構えとかお祭りの提灯とか快速通過待ちの電車内で眠りこけているサラリーマンの姿とか、車窓から見える全てのものが懐かしい。ところで「咲くやこの花中学」とかいうふざけたネーミングの学校も見えたが一体誰がどうしてそんな名前を付けたのか。ここの卒業生は履歴書に「平成○○年 大阪市立咲くやこの花中学校卒業」とか書かなくてはならないのか。一体何の罰ゲームなのか。

深夜、ホテルに落ち着いてからはテレビから目が離せない。オーストラリアに引っ越す直前は地上波の番組はうるさくてほとんど見ていなかったのに、「土曜ワイド劇場」の「隠蔽捜査2~果断~所轄署VS警視庁特殊班 人質夫婦が料理を作る奇妙な立てこもり事件”カラ弾倉の謎” 署長の危機!!」が面白すぎて、気がつけば丸々2時間見入ってしまった。

ラストシーン。入水自殺を図ろうとやって来た千葉の海岸で警察に追い詰められた事件の真犯人の中年夫婦。署長(陣内孝則)が「あなたたちが死んでも亡くなった娘さんは喜ばないぞ!」と叫ぶと、「やったのは私なんです!!」(平泉成)「あんた!本当の事を言いましょう!!」(赤座美代子)とすがるお約束な展開が2年近く日本を離れていた私の目にはこの上なく新鮮に映る。高校生の息子役の子よりも細い眉をした陣内孝則が元キャリア官僚の警察署長には全く見えないことすら今なら許せてしまう。

コンビニ(ファミリーマート)に行ったら行ったで「プリン480」「琉球酒豪伝説」「男のチョコシュー」他、素敵なネーミング、新商品の山にクラクラ。缶コーヒーや缶ビールの目新しいデザイン、「無印良品」商品の充実した品揃え、特別企画で並べられた懐かしい駄菓子等に気をとられているうちにあっという間に1時間経ってしまった。オーストラリアのコンビニは大抵島が真ん中に一つあるだけで商品はいつ行っても変わり映えしないことを思うと、日本のコンビニはいかにお客に購買意欲を湧かせるか各メーカーが血道をあげるスタジアムのよう。

また、あらゆるお店で遭遇した店員さんたちの素晴らしさには度々驚かされた。夕食をご馳走してくれるという新米主婦の友人とスーパーでにんにくを探していたところ、国産の1個500円のものしか見当たらない。友人が近くにいた店員さんに「にんにくはここにある分だけですか?」と尋ねるとそうだと言うので、私が「乾燥のスライスにんにくならもうちょっと安いかも・・・・・」と呟くや、その若い男性の店員さんは笑顔でササーッと私たちをスライスにんにくのある売場へ連れて行ってくれた。

他にもJRで期間限定の企画切符を自動販売機で買う方法が分からずオロオロしていると、駅員さんが飛んできて画面のボタンを押してくれ、サンマルクカフェで大好物のチョコクロをトレーに移そうとしていたら、店員さんがカウンターの向こうから焼きたてのものをサッと差し出す。展望ラウンジの喫茶店で友人と写真を撮っていれば、すかさずウェイターの男の子が「シャッターを押しましょうか?」と申し出てくれ、ユニクロで柄物の下着を買えば、商品を袋に入れた後心配そうに「こちら、袋に少々”透け感”がございますが・・・・・」。週末の深夜ごった返す三宮のバーでは、空席がなかったためしばらくカウンターで飲んでいた私達のグループを、席が空くやいなや店の女の子が誘導してくれたうえ、人数分の椅子をえっちらおっちら運んでくれる。・・・・・なんでみんなそんなに優しいの!!あなた達は天使ですかッ?!決してオーストラリアの店員さんが特に不親切というわけではないはずなのに、次から次へと繰り出される日本的な気遣いが日本を離れていた私の琴線に絨毯爆撃。

私も以前接客の仕事をしていたので、時には過剰とも思えるサービスを暗黙のうちに要求される日本で働くことのしんどさは少しは理解しているつもり。それでも細やかな心遣いを受ければやはりうれしいし、これからも失ってほしくない。そして、その日本らしい優しさを守り続けるために私はせめていいお客さんでありたい。心からそう願った今回の母国滞在なのでした。






接客テクを活用した 好感度119%の話し方-これさえ使えば人生も仕事もすべてうまくいく!(CD付き)接客テクを活用した 好感度119%の話し方-これさえ使えば人生も仕事もすべてうまくいく!(CD付き)
森下 裕道


辰巳出版 2008-04-17
売り上げランキング : 1563
おすすめ平均


Amazonで詳しく見る by G-Tools

Wednesday 1 October 2008

KENNY 日本を行く

「ところで”Kenny”って誰?」

ケニーは06年に豪国内で公開され大ヒットを果たした映画『KENNY』の主人公。仮設トイレの貸出を生業とする配管工で、離婚した奥さんと暮らす愛する息子は5分の距離に住んでいるのに会う事もままならずも、自分の仕事に誇りを持ち日々真面目に働く男。豪俳優シェイン・ヤコブソン演ずるところの彼をモデルにした喋るお人形も売られるほどの人気者に。映画のさわりは下のトレイラーで。ところで、おっさんという人種はどこの国でもアクセントがキツいものらしく、ケニーも何言ってんだかさーっぱり聞き取れません!(まるで、他の人が言うことなら聞き取れるような言い草)。







そんなケニーがこの度活躍の場をTVに移し再登場。30分番組『KENNY'S WORLD』の中でシェイン・ヤコブソンはあくまで「ケニー」として登場するかたちをとっているものの、彼が世界各国のトイレ事情を体当たりで探る様子を記録したドキュメンタリータッチ。その第1、2回の舞台はなんと日本!

ケニーが日本で訪れたトイレ関連の場所はバラエティに富み、日本人の私でも知らなかった場所や物も多く充実した内容。その一部を挙げると、

・京都の土産物屋で、「幸運をもたらす」という触れ込みの金色に輝くウ○コの置物をチェック。
・06年から07年にかけて全国の官庁のトイレで起こった「謎の一万円札騒動」。その現場の一つである都庁の男子トイレを訪問。
・「おしりだって洗ってほしい」のCMで80年代に一世を風靡した戸川純を交えてのカラオケ大会
・福岡TOTO本社では朝礼で従業員の皆さんと朝のラジオ体操、便器の歴史を振り返り、「ウォシュレット」「音姫」は当たり前、マッサージ機能まで備えた最先端の便器事情を見学。
・トイレの神様を奉る伊豆・明徳寺で健康祈願。どんな所かは「日本の珍スポット100景」さんの当該ページに詳しいので興味のある方はどうぞ。
・他家のトイレ清掃を奉仕活動として行っている京都・一燈園の研修会に参加。

また彼の活躍は映像の世界に留まらず、今回の撮影を機会に知った安全なトイレの確保に困難を抱える人々の事情を国際会議で発表するなど精力的。「Kenny」のキャラクターが広く愛され成功している理由は、シェイン自身の温かい人柄に拠るところも大きそうです。

『KENNY'S WORLD』は豪TV局「Channel TEN」の番組サイト内で視聴可(地球儀の中の「VIDEO」をクリック。音が出ます)。それにしても、外国のTVで見る日本は自分の母国とは感じられず、いつもどこかよその国に見えるから不思議。

リンク: KENNY | Official Movie Site | Madman Cinema.
リンク: 豪の「トイレ大使」、トイレと人権について語る 国際ニュース : AFPBB News