Saturday 28 June 2008

本屋はリビングルーム



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先日近所の本屋に出かけた時のこと。

この国にしてはかなり品揃えの良いそのお店、雑誌コーナーに立ち寄ると女性ファッション誌コーナーの前には数名のお客さんが。そこまではよくある光景だが、その日少し様子が違ったのは、その中に床に置いた雑誌のページを一心不乱にめくりながらサンドイッチを頬張る胡坐座りの女性がいたこと。確かに通路はかなり広いし、カーペットの座り心地は良さそうだけれども、それはどうなのか?どうなんだろうか?そして、こんなに動揺しているのは私がこの国の人間でないからなのか、それとも周りにいる人たちも実は内心びっくりしているのか、残念ながらそれを確かめる術はない。

見た感じが普通の人なだけに、何か見てはいけないものを見てしまったような気持ちになりつつ、気になる本を選んで店内に所々置かれたソファの一つに腰掛けようとすると・・・・・ソファの周りには読み散らかされた本が山のように放置、だけならまだしも食べ終わったファーストフードの容器がその上に転がるカオス状態。これはひどい・・・・・。

オーストラリアの堅苦しくない雰囲気は大好きだけれど、こういう時はつい

「日本はお行儀の良い国だったなあ・・・・・」

と懐かしく思い出さずにはいられなかったり。

Friday 20 June 2008

オーストラリア 世界一の肥満大国に



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成人男女のうち約400万人、実に26%に当たる人が「肥満」、540万人が「太り過ぎ」状態にあるらしいオーストラリア。この度ライバルの米国を抜いて、名実ともに世界No.1のおデブさん国家となりました。おめでとう!違うか。

こちらに越してきて間もない頃、幅2Mくらいあるスーパーの通路を横に並んですっかり塞いでしまっている女性二人組を見た時は確かに驚きました。肥満を克服しようとする参加者達が数ヶ月に渡って落とした体重を競う『The Biggest Loser』なんてTV番組も存在しますし。

それにしても肥満の原因は一体何なんでしょう。ジャンクフードの食べ過ぎのせいか、車で移動する生活のせいか、はたまたアジア系の人に200Kg近くまで太った人を見ることがまずない(そこまで太る前におそらく病気になる)ことから察するに、太ってしまいやすい体質なのか。でも、おなかが空くんじゃかわいそうだし、少し郊外に出たら家から歩いて行ける距離に職場やお店がある場所に住んでいる人は限られるし、体質が原因ではどうしようもないように感じます。

実際のところ、世界保健機関WHOによる2006年発表の平均寿命調査では日本が82歳、オーストラリアは81歳で大差ないんですよね。

自分の好きなものを目一杯食べて太っていても長生きできるなら、それはそれで幸せじゃないか。そんな気がします。

http://www.news.com.au/heraldsun/story/0,21985,23892367-662,00.html

Friday 6 June 2008

オーストラリア 謎の倫理観念

メルボルンに越してきてから1年と数ヶ月。日常生活はそれなりに差し障りなく送れるようになったものの、テレビで遭遇するたび未だにびっくりするものがある。それは・・・・・人間の着衣していない下半身がテレビ画面に映った際、本来モザイクがかかるべき場所にそれがない、即ち「丸見え」になっちゃっていること。ってこんな話ばっかりですが。

初めてそのドッキリ画面に遭遇したのは、英コメディー番組『Balls of Steel』(これもすごいタイトルだな)を見ていた時のこと。どこかの草原を歩く全裸の男性の映像が出てきたのを何とはなしに眺めていたところ、妙に全体像がくっきりしていることに違和感を覚え思わず凝視。・・・・・モザイクがかかってないんですが。日本ではまず有り得ないその衝撃映像に、自分の目が信じられずしばし呆然。また部屋に一人でいたため誰にも確認できず、半信半疑のまま数ヶ月が経過。

そして昨夜のこと。『Big Mouth(注:外界との接触を一切遮断された一般人男女がひとつ屋根の下で暮らす様子を監視するリアリティショー『Big Brother』内で起きた、あまり子供には見せたくない出来事を中心にまとめた番組)』を見ている時、全裸でシャワーを浴びる男性参加者の全身が正面からバッチリ画面に映ったのを、うちのダーさんと同時に目撃。

「ちょっ!ちょっと今の見たやろ?」(私)
「・・・・・何か見えたな」(ダーさん)
「ぼかしてなかったやろ!?」
「・・・・・なかったな」

Fワードには執拗に「ピー」をかけるくせに、下半身の露出にはなぜに寛容なのか?謎すぎ。