Sunday 11 February 2007

全豪2007観戦記 DAY 2 (その2)



シェアメイトのC嬢の車に乗り込み、いざ駅へ。ところが・・・・・なんか方向が違うんですけど。

「あ、あのね、私、電車の駅に行きたいんだけど・・・」

慣れない英語で訴えてみたが、

「こっちで大丈夫!シティ方面に行くんでしょ」

と取り付く島がない。どうやら彼女はいつも使う最寄り駅ではなく、一つシティ寄りの駅まで送ってくれるつもりらしい。その好意はとてもありがたいのだけれど、ああ、どんどん初めの計画からずれていく・・・。

数分後、駅に到着。

「じゃ、入り口あそこだから。楽しんできてね!」

走り去るC嬢の車。ついに一人ぼっちになってしまった。心細い。

とりあえず券売機に向かう。なんだ、同じ機械じゃん。これなら大丈夫。

と安心したのもつかの間、お札を入れる場所を見て愕然。そこには20ドル札以下しか受け付けないと書いてある。ヤバッ!!私50ドル札しか持ってないよ!!!しかも、その駅はよりによって無人駅ときた。いつもの駅なら駅員さんがいるのに!

・・・・・大丈夫。崩せばいいんじゃん。どこかでスナックでも買えばいいじゃん。

一人で何か買うのは、今回オーストラリアに来てからは初めて。緊張しつつ近くのお店に入る。適当にポテチの小袋を一つ取ってレジへ。

ダーさんの事前のアドバイスに従い、笑顔で"Hi"と言ってレジに近づくと、そこにいたインド系のお兄ちゃんがいきなり早口でワーッとまくしたててきた。何?何言ってんの?!全ッ然分からない!!

3回ほど聞いて、どうやら「こっちの小さいのを一つ買うより、あっちの大きいのを買った方が一つ無料で付いてきてお得だよ」と勧めてくれているらしい、と理解。親切なお兄さんね、ありがとう。でも・・・

「いいの!私、これがいいの!これだけでいいの!!」

と英語で説明し(たつもりで)解決。よし!崩れたよ。今度こそ切符が買える。再び券売機へ。

こちらの券売機はお金を入れる前に、購入する切符の種類、乗車するエリア、普通料金か割引利用かを指定する。昨日の練習の通りにボタンを押して20ドル札を挿入。しかし、何度入れてもお札がベローンと戻ってきてしまう。なぜ?

券売機の注意書きをよく見ると、「10ドル以上のお釣りは出ませんよ」とあるのに気づく。買いたい切符の料金は9ドルなので、20ドル札を入れても受け付けない、というわけか。さっきのポテチは2ドルいくらかだったので、今財布の中にあるのは、20ドル札2枚とコイン7ドルちょい。これではまた買えない。

『・・・・・・・』

ざけんなっ!出せよ!機械なら10ドル以上でもお釣り出せるようにしとけよ!!ダーッ!!なんでたった切符1枚買うのにこんなに苦労しなければならないのか。これだから外国は嫌いなんだよ!!

逆境にとことん弱い私。早くもめげそうになるが、落ち込んでいる暇はない。今日はセブがメルボルン・パークにいるのだ。頑張れ、私!

『「これを10ドル札2枚と交換して下さい」って英語で何て言うんだっけ?』

何度か暗唱してから先ほどのお店に戻る。お兄さんは

「ああ、電車の切符買いたいんでしょ?」

とあっさり交換してくれた。

10ドル札をゲットし、やっとのことで切符購入に成功。すぐにシティ方面行きの電車がやってきた。

『・・・・・もしかしたら、私がいちいち物事を大げさに捉えすぎているから疲れるのかも』

少し反省しつつ乗車。

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