Friday 1 August 2008

いろいろ分かりにくいぞ、タラマリン空港

この秋(こちらでは春)約2年ぶりに日本へ帰国することになり、ネットで航空券を予約した。

予約確認メールを見ると、飛行機の発地が「Tullamarine(タラマリン)」とある。前から気になっていたのだ、一体この空港がどこにあるのか。ここは利用したことがない。ネットで位置を検索、そして知ることになった驚愕の事実。それは・・・・・

「タラマリン空港」=「メルボルン国際空港」

だったのだ。あんたが日本から来た時降り立った空港だよ!と自分に突っ込まずにいられない。

空港の名前として普段「メルボルン国際空港」「Tullamarine(タラマリン)」「Avaron(アヴァロン)」の3つを耳にする機会が多 かったため、メルボルンには主要な空港が3つあるものとすっかり信じこんでいた。これでは東京に「新東京国際空港」と「成田」と「羽田」があると誤解するのと同じではないか。

「ちょっと!自分この事知ってたん?!」

ダーさんは私の勘違いをプププーと笑うばかり。しかし、私は覚えている。ダーさんが仕事でケアンズへ出かけた際タラマリン発の飛行機を利用し、その時も「ねえ、タラマリン空港ってどこにあったん?」と尋ねたのだが、

「よく分からん。バスの中で寝てて、起きたら空港に着いてたから」

と要領を得ない返事だったことを。彼は「タラマリン」を目指して出かけ「タラマリン」を利用してもなお、「タラマリン」と「メルボルン国際空港」は別物だと信じていたのだ。こちらの方が間抜けではないか。

とは言え、私たちが混乱するのも無理はない。大体メルボルン国際空港のサイトのトップページからして「Tullamarine」の表記が一つも見当たらないのだ。

メルボルン国際空港には他にも因縁がある。仕事先のダーさんを訪ねて一人でケアンズを尋ねることになった際、チェックインを忘れたまま搭乗ゲートで待ち時間を過ごしてしまい、自分の犯したミスに気がついた時はすでに時間切れでチケットを一枚ふいにしてしまったのだ。

・・・・・これも言わせてほしい。空港自体が、リムジンバスを降りて進行方向を素直に進むと荷物チェックカウンターを経て真っ直ぐ搭乗口へ向かってしまう造りにできているのだ。そして、その通路の途中には「Check-in」の文字が見当たらない(途中で一旦後ろを振り返れば初めて気付けるシステム)。

Virgin Blue航空を利用するのはその日が初めてで、Virgin社は機内サービスを大胆にカットすることにより低料金に抑えているという予備知識があり、その一環として『チェックインも省略しているのかな?ゲートで全部やるのかな?』と何となく納得してしまったのだ。悪いのは建物の造りではなく、英語に囲まれると途端にいろいろ感覚が鈍るうえ、荷物が機内に持ち込めるサイズだったためチェックインを意識していなかった私なのかもしれないが、それは認めたくない。

そんな訳で私にとってこの空港は今や鬼門となっている。えー、誰もこんな勘違いしないって?あ、そー。






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