以前ネットで読んだ記事では、「OPTUSがコールセンターをインドに作ったところ、インド人の担当者は英語が話せてもオーストラリアの生活や文化を理解していないため、利用者との間でしばしば問題が生じている」と書いてあったように記憶している。しかし、もしかしてそれは「文化を理解していない」のではなく「仕事をしていない」だけなんじゃなかろうか?
これ以上カスタマーセンターに問い合わせても埒が明かないと判断した私たちは、ネットを使う機会を見つけOPTUSのHPへアクセス。このサイトがまた凝っている割にはユーザーに分かりづらいつくりなのだ。画面の表示も崩れまくっている。やっとのことで該当のページを見つけ、通話を可能にする手続きを試みたが、「入力されたナンバーのSIMカード(購入時に本体にセットしたチップ)は既に利用中です」といったメッセージが出るばかり。もう、やってられない・・・。
数日後、ダメもとで再び本体を購入したOPTUSのショップへ。対応してくれた店のおじさんにダーさんが相談を持ちかけたところ、
「その携帯の電話番号を見せて」
と言われ私のメモを差し出した。しばらく眺めた後おじさんも一言。
「・・・・・これ、桁が一つ多いよ」
被害者意識で凝り固まっている今の私には、おじさんの言葉の端々に『なんですぐ気がつかなかったの?こんな簡単な英語も分からねえのかよ。バカじゃねえの、このアジア人』というニュアンスが混じっているように感じられる。
『だって、私、オーストラリアに来たばっかりなんだもん!こっちの携帯電話番号の桁なんて知らないよ!それに、本当にその番号って言ったんだって!!』
訴えたいのはヤマヤマだが、そんな事は別に向こうの知ったことではないだろう。なんだか分からないが猛烈にくやしい。
「正しい番号が分からないんじゃ、こっちもどうしようもないねえ」
おじさんにも匙を投げられた私たち。店の外に出る。
カスタマーセンターにかけてもダメ。ネットでもダメ。ショップに持っていってもダメ。完全に八方塞がりだ。使えない携帯を掴まされて、このまま泣き寝入りするしかないのか。
巨大ショッピングセンターの通路脇に設けられたベンチに座り、しばらく途方に暮れる。
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