翌日のいとこの結婚式に出席するため、関空に到着してすぐ広島に移動することになっていた私たち。入国後、両替とレンタル携帯電話の手続きを済ませ、JR関西空港駅「みどりの窓口」に直行、列に並んだ。数分待ってやっと私たちの番に。
「福山まで大人二人。『はるか』は自由席で、あと新大阪から新幹線でお願いします」
若い駅員さんがチャッチャと発券作業を行う様子を眺めながら、日本語が通じる喜びをしみじみと感じる。あー、やっぱり日本って最高・・・・・。
「それじゃ、お二人分で17,940円ですね」
オーストラリアで作ったANZのFirst VISAカードを差し出すと、駅員さんが機械に通した。が、何か様子がおかしい。
「・・・・・あのー、こちらのカード、ちょっと照会の電話が必要みたいなんですけど・・・・・」
・・・・・えっ！？さっき携帯電話を借りた時は問題なく使えたのに！！
「あっ、すみません。じゃあ現金で・・・・・」
「いや、多分10分ほどお時間いただければ大丈夫だと思いますよ！」
お兄さんはあくまで笑顔でさわやかに応対してくれるが、後ろで何人も待っているお客さんがいたうえ、特急「はるか」の出発時刻が迫っていたこともあり、とてもじゃないが駅員さんに余計なお手間をとらせる気にはなれなかった。オーストラリアのカードが使えないとなると、この先日本での買い物どうしよう・・・・・。カードでいけると思ってたから、あんまり現金持って来なかったよ・・・・・。
思いもよらぬJRでのつまづきで、楽しみにしていたはずの日本旅行に一瞬立ち込めかけた暗雲。しかし、「後学のため」と以降もホテル、ユニクロ、ジュンク堂書店、東急ハンズ、ヨドバシカメラ他、あらゆる場所で果敢にオーストラリアのカードで決済を試みたところ、全ての店で何の問題もなく受け付けてくれたのだった。あー、良かった。
それにしても、だ。
JRを利用する外国人旅行客は決して少ないないはず。関西空港駅ならなおさらだ。全く受け付けないというわけではないにしても、国外のクレジットカードを受け付ける度に照会しているのか？それでいいのか、JR？改善を望まずにいられない。心から。
JR西日本約550駅 スタンプでめぐる鉄道の旅
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こみねさんが福山に来られたとは！身近な地名が出てきたので、ちょっとびっくりしました。こちらのブログには初コメントです。私の両親は福山の出身で、今でも祖父母が4人とも福山在住です。母は実家に戻って出産したので、私が生まれたのも福山です。
ReplyDeleteそれにしても、世界最強のVISAマークのついたカードに電話確認が必要なんて、なぜなんでしょうね。私並ぶのが嫌いで、ここ何年か新幹線を使う時にはネットで予約して切符は機械で受け取るようにしているのであまり行かないのですが、「みどりの窓口」の後ろの客の威圧感って結構ありますよね。急いでいる人が多いからでしょうが、そういえば昔、今みたいに1列じゃなくて窓口ごとに並んでいた時、私が窓口で列車の空き状況の確認をしていたら、私の後ろにいた茶髪でヴィトンのボストンを持った男二人が、いつのまにかほぼ私の横に来て、「早くしろよ」みたいなオーラを出してきてすごくむかついたことを思い出します。
patoさん、コメントありがとうございます。福山に縁が深くていらっしゃるんですね。私、実家が尾道なんですよ。福山駅裏の住宅街の中にいきなりスペインチックな教会ができていて驚きました。
ReplyDelete私も日本で暮らしていた頃は、出来る限り自販機で済ませるようにしていた口です。あの何とも言えない背後からのプレッシャーが落ち着かなくて・・・・・。