Tuesday, 21 October 2008
Thursday, 16 October 2008
離れてみて初めて分かった素晴らしすぎる国日本
先日1年9ヶ月ぶりに日本に帰国を果たした。こんなに長い間日本を離れたのは生まれて初めてのことで、機内から真っ暗な中に紀伊半島方面の灯りが見え始めた時は少し涙が出た。
飛行機を降りると頬に感じる柔らかい風。ああ、これが日本の空気だよ。水分が多いよ。滞在中は化粧水をいつもと同じ量手に取ると顔全体にたたきこんでもまだ余り、肌の具合もずっと良かった。日本の空気に含まれる水分の多さを実感。
日本に着くとやはり何か日本的なものが食べたくなって、JR関西空港駅のキオスクで買った梅干し入りのおにぎりをかぶりつきながら大阪へ向かう。やたら明るいコンビニの店構えとかお祭りの提灯とか快速通過待ちの電車内で眠りこけているサラリーマンの姿とか、車窓から見える全てのものが懐かしい。ところで「咲くやこの花中学」とかいうふざけたネーミングの学校も見えたが一体誰がどうしてそんな名前を付けたのか。ここの卒業生は履歴書に「平成○○年 大阪市立咲くやこの花中学校卒業」とか書かなくてはならないのか。一体何の罰ゲームなのか。
深夜、ホテルに落ち着いてからはテレビから目が離せない。オーストラリアに引っ越す直前は地上波の番組はうるさくてほとんど見ていなかったのに、「土曜ワイド劇場」の「隠蔽捜査2~果断~所轄署VS警視庁特殊班 人質夫婦が料理を作る奇妙な立てこもり事件”カラ弾倉の謎” 署長の危機!!」が面白すぎて、気がつけば丸々2時間見入ってしまった。
ラストシーン。入水自殺を図ろうとやって来た千葉の海岸で警察に追い詰められた事件の真犯人の中年夫婦。署長(陣内孝則)が「あなたたちが死んでも亡くなった娘さんは喜ばないぞ!」と叫ぶと、「やったのは私なんです!!」(平泉成)「あんた!本当の事を言いましょう!!」(赤座美代子)とすがるお約束な展開が2年近く日本を離れていた私の目にはこの上なく新鮮に映る。高校生の息子役の子よりも細い眉をした陣内孝則が元キャリア官僚の警察署長には全く見えないことすら今なら許せてしまう。
コンビニ(ファミリーマート)に行ったら行ったで「プリン480」「琉球酒豪伝説」「男のチョコシュー」他、素敵なネーミング、新商品の山にクラクラ。缶コーヒーや缶ビールの目新しいデザイン、「無印良品」商品の充実した品揃え、特別企画で並べられた懐かしい駄菓子等に気をとられているうちにあっという間に1時間経ってしまった。オーストラリアのコンビニは大抵島が真ん中に一つあるだけで商品はいつ行っても変わり映えしないことを思うと、日本のコンビニはいかにお客に購買意欲を湧かせるか各メーカーが血道をあげるスタジアムのよう。
また、あらゆるお店で遭遇した店員さんたちの素晴らしさには度々驚かされた。夕食をご馳走してくれるという新米主婦の友人とスーパーでにんにくを探していたところ、国産の1個500円のものしか見当たらない。友人が近くにいた店員さんに「にんにくはここにある分だけですか?」と尋ねるとそうだと言うので、私が「乾燥のスライスにんにくならもうちょっと安いかも・・・・・」と呟くや、その若い男性の店員さんは笑顔でササーッと私たちをスライスにんにくのある売場へ連れて行ってくれた。
他にもJRで期間限定の企画切符を自動販売機で買う方法が分からずオロオロしていると、駅員さんが飛んできて画面のボタンを押してくれ、サンマルクカフェで大好物のチョコクロをトレーに移そうとしていたら、店員さんがカウンターの向こうから焼きたてのものをサッと差し出す。展望ラウンジの喫茶店で友人と写真を撮っていれば、すかさずウェイターの男の子が「シャッターを押しましょうか?」と申し出てくれ、ユニクロで柄物の下着を買えば、商品を袋に入れた後心配そうに「こちら、袋に少々”透け感”がございますが・・・・・」。週末の深夜ごった返す三宮のバーでは、空席がなかったためしばらくカウンターで飲んでいた私達のグループを、席が空くやいなや店の女の子が誘導してくれたうえ、人数分の椅子をえっちらおっちら運んでくれる。・・・・・なんでみんなそんなに優しいの!!あなた達は天使ですかッ?!決してオーストラリアの店員さんが特に不親切というわけではないはずなのに、次から次へと繰り出される日本的な気遣いが日本を離れていた私の琴線に絨毯爆撃。
私も以前接客の仕事をしていたので、時には過剰とも思えるサービスを暗黙のうちに要求される日本で働くことのしんどさは少しは理解しているつもり。それでも細やかな心遣いを受ければやはりうれしいし、これからも失ってほしくない。そして、その日本らしい優しさを守り続けるために私はせめていいお客さんでありたい。心からそう願った今回の母国滞在なのでした。
飛行機を降りると頬に感じる柔らかい風。ああ、これが日本の空気だよ。水分が多いよ。滞在中は化粧水をいつもと同じ量手に取ると顔全体にたたきこんでもまだ余り、肌の具合もずっと良かった。日本の空気に含まれる水分の多さを実感。
日本に着くとやはり何か日本的なものが食べたくなって、JR関西空港駅のキオスクで買った梅干し入りのおにぎりをかぶりつきながら大阪へ向かう。やたら明るいコンビニの店構えとかお祭りの提灯とか快速通過待ちの電車内で眠りこけているサラリーマンの姿とか、車窓から見える全てのものが懐かしい。ところで「咲くやこの花中学」とかいうふざけたネーミングの学校も見えたが一体誰がどうしてそんな名前を付けたのか。ここの卒業生は履歴書に「平成○○年 大阪市立咲くやこの花中学校卒業」とか書かなくてはならないのか。一体何の罰ゲームなのか。
深夜、ホテルに落ち着いてからはテレビから目が離せない。オーストラリアに引っ越す直前は地上波の番組はうるさくてほとんど見ていなかったのに、「土曜ワイド劇場」の「隠蔽捜査2~果断~所轄署VS警視庁特殊班 人質夫婦が料理を作る奇妙な立てこもり事件”カラ弾倉の謎” 署長の危機!!」が面白すぎて、気がつけば丸々2時間見入ってしまった。
ラストシーン。入水自殺を図ろうとやって来た千葉の海岸で警察に追い詰められた事件の真犯人の中年夫婦。署長(陣内孝則)が「あなたたちが死んでも亡くなった娘さんは喜ばないぞ!」と叫ぶと、「やったのは私なんです!!」(平泉成)「あんた!本当の事を言いましょう!!」(赤座美代子)とすがるお約束な展開が2年近く日本を離れていた私の目にはこの上なく新鮮に映る。高校生の息子役の子よりも細い眉をした陣内孝則が元キャリア官僚の警察署長には全く見えないことすら今なら許せてしまう。
コンビニ(ファミリーマート)に行ったら行ったで「プリン480」「琉球酒豪伝説」「男のチョコシュー」他、素敵なネーミング、新商品の山にクラクラ。缶コーヒーや缶ビールの目新しいデザイン、「無印良品」商品の充実した品揃え、特別企画で並べられた懐かしい駄菓子等に気をとられているうちにあっという間に1時間経ってしまった。オーストラリアのコンビニは大抵島が真ん中に一つあるだけで商品はいつ行っても変わり映えしないことを思うと、日本のコンビニはいかにお客に購買意欲を湧かせるか各メーカーが血道をあげるスタジアムのよう。
また、あらゆるお店で遭遇した店員さんたちの素晴らしさには度々驚かされた。夕食をご馳走してくれるという新米主婦の友人とスーパーでにんにくを探していたところ、国産の1個500円のものしか見当たらない。友人が近くにいた店員さんに「にんにくはここにある分だけですか?」と尋ねるとそうだと言うので、私が「乾燥のスライスにんにくならもうちょっと安いかも・・・・・」と呟くや、その若い男性の店員さんは笑顔でササーッと私たちをスライスにんにくのある売場へ連れて行ってくれた。
他にもJRで期間限定の企画切符を自動販売機で買う方法が分からずオロオロしていると、駅員さんが飛んできて画面のボタンを押してくれ、サンマルクカフェで大好物のチョコクロをトレーに移そうとしていたら、店員さんがカウンターの向こうから焼きたてのものをサッと差し出す。展望ラウンジの喫茶店で友人と写真を撮っていれば、すかさずウェイターの男の子が「シャッターを押しましょうか?」と申し出てくれ、ユニクロで柄物の下着を買えば、商品を袋に入れた後心配そうに「こちら、袋に少々”透け感”がございますが・・・・・」。週末の深夜ごった返す三宮のバーでは、空席がなかったためしばらくカウンターで飲んでいた私達のグループを、席が空くやいなや店の女の子が誘導してくれたうえ、人数分の椅子をえっちらおっちら運んでくれる。・・・・・なんでみんなそんなに優しいの!!あなた達は天使ですかッ?!決してオーストラリアの店員さんが特に不親切というわけではないはずなのに、次から次へと繰り出される日本的な気遣いが日本を離れていた私の琴線に絨毯爆撃。
私も以前接客の仕事をしていたので、時には過剰とも思えるサービスを暗黙のうちに要求される日本で働くことのしんどさは少しは理解しているつもり。それでも細やかな心遣いを受ければやはりうれしいし、これからも失ってほしくない。そして、その日本らしい優しさを守り続けるために私はせめていいお客さんでありたい。心からそう願った今回の母国滞在なのでした。
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Wednesday, 1 October 2008
KENNY 日本を行く
「ところで”Kenny”って誰?」
ケニーは06年に豪国内で公開され大ヒットを果たした映画『KENNY』の主人公。仮設トイレの貸出を生業とする配管工で、離婚した奥さんと暮らす愛する息子は5分の距離に住んでいるのに会う事もままならずも、自分の仕事に誇りを持ち日々真面目に働く男。豪俳優シェイン・ヤコブソン演ずるところの彼をモデルにした喋るお人形も売られるほどの人気者に。映画のさわりは下のトレイラーで。ところで、おっさんという人種はどこの国でもアクセントがキツいものらしく、ケニーも何言ってんだかさーっぱり聞き取れません!(まるで、他の人が言うことなら聞き取れるような言い草)。
そんなケニーがこの度活躍の場をTVに移し再登場。30分番組『KENNY'S WORLD』の中でシェイン・ヤコブソンはあくまで「ケニー」として登場するかたちをとっているものの、彼が世界各国のトイレ事情を体当たりで探る様子を記録したドキュメンタリータッチ。その第1、2回の舞台はなんと日本!
ケニーが日本で訪れたトイレ関連の場所はバラエティに富み、日本人の私でも知らなかった場所や物も多く充実した内容。その一部を挙げると、
・京都の土産物屋で、「幸運をもたらす」という触れ込みの金色に輝くウ○コの置物をチェック。
・06年から07年にかけて全国の官庁のトイレで起こった「謎の一万円札騒動」。その現場の一つである都庁の男子トイレを訪問。
・「おしりだって洗ってほしい」のCMで80年代に一世を風靡した戸川純を交えてのカラオケ大会
・福岡TOTO本社では朝礼で従業員の皆さんと朝のラジオ体操、便器の歴史を振り返り、「ウォシュレット」「音姫」は当たり前、マッサージ機能まで備えた最先端の便器事情を見学。
・トイレの神様を奉る伊豆・明徳寺で健康祈願。どんな所かは「日本の珍スポット100景」さんの当該ページに詳しいので興味のある方はどうぞ。
・他家のトイレ清掃を奉仕活動として行っている京都・一燈園の研修会に参加。
また彼の活躍は映像の世界に留まらず、今回の撮影を機会に知った安全なトイレの確保に困難を抱える人々の事情を国際会議で発表するなど精力的。「Kenny」のキャラクターが広く愛され成功している理由は、シェイン自身の温かい人柄に拠るところも大きそうです。
『KENNY'S WORLD』は豪TV局「Channel TEN」の番組サイト内で視聴可(地球儀の中の「VIDEO」をクリック。音が出ます)。それにしても、外国のTVで見る日本は自分の母国とは感じられず、いつもどこかよその国に見えるから不思議。
リンク: KENNY | Official Movie Site | Madman Cinema.
リンク: 豪の「トイレ大使」、トイレと人権について語る 国際ニュース : AFPBB News.
ケニーは06年に豪国内で公開され大ヒットを果たした映画『KENNY』の主人公。仮設トイレの貸出を生業とする配管工で、離婚した奥さんと暮らす愛する息子は5分の距離に住んでいるのに会う事もままならずも、自分の仕事に誇りを持ち日々真面目に働く男。豪俳優シェイン・ヤコブソン演ずるところの彼をモデルにした喋るお人形も売られるほどの人気者に。映画のさわりは下のトレイラーで。ところで、おっさんという人種はどこの国でもアクセントがキツいものらしく、ケニーも何言ってんだかさーっぱり聞き取れません!(まるで、他の人が言うことなら聞き取れるような言い草)。
そんなケニーがこの度活躍の場をTVに移し再登場。30分番組『KENNY'S WORLD』の中でシェイン・ヤコブソンはあくまで「ケニー」として登場するかたちをとっているものの、彼が世界各国のトイレ事情を体当たりで探る様子を記録したドキュメンタリータッチ。その第1、2回の舞台はなんと日本!
ケニーが日本で訪れたトイレ関連の場所はバラエティに富み、日本人の私でも知らなかった場所や物も多く充実した内容。その一部を挙げると、
・京都の土産物屋で、「幸運をもたらす」という触れ込みの金色に輝くウ○コの置物をチェック。
・06年から07年にかけて全国の官庁のトイレで起こった「謎の一万円札騒動」。その現場の一つである都庁の男子トイレを訪問。
・「おしりだって洗ってほしい」のCMで80年代に一世を風靡した戸川純を交えてのカラオケ大会
・福岡TOTO本社では朝礼で従業員の皆さんと朝のラジオ体操、便器の歴史を振り返り、「ウォシュレット」「音姫」は当たり前、マッサージ機能まで備えた最先端の便器事情を見学。
・トイレの神様を奉る伊豆・明徳寺で健康祈願。どんな所かは「日本の珍スポット100景」さんの当該ページに詳しいので興味のある方はどうぞ。
・他家のトイレ清掃を奉仕活動として行っている京都・一燈園の研修会に参加。
また彼の活躍は映像の世界に留まらず、今回の撮影を機会に知った安全なトイレの確保に困難を抱える人々の事情を国際会議で発表するなど精力的。「Kenny」のキャラクターが広く愛され成功している理由は、シェイン自身の温かい人柄に拠るところも大きそうです。
『KENNY'S WORLD』は豪TV局「Channel TEN」の番組サイト内で視聴可(地球儀の中の「VIDEO」をクリック。音が出ます)。それにしても、外国のTVで見る日本は自分の母国とは感じられず、いつもどこかよその国に見えるから不思議。
リンク: KENNY | Official Movie Site | Madman Cinema.
リンク: 豪の「トイレ大使」、トイレと人権について語る 国際ニュース : AFPBB News.
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